三島由紀夫夏子の冒険

タイトルの三島由紀夫『夏子の冒険』は好きな小説の１つです。

あらすじを簡単に説明すると

主人公の夏子は周りから一目おかれる魅力的な女性。周りから多くの誘いを受けますがそれを次々とはねのけます。夏子には確固たる理想がありそれに見合う男性かどうかを見抜く力がありました。

ある場所で偶然出会った青年の内なる炎に惹かれ彼の旅について行く決心をする事で物語は展開します。

それまでにもその旅の道中でも描かれる夏子の芯の強さと頭の回転の速さから彼女の魅力が外見だけでなく内面からにじみ出るものである事が伝わってきます。

物語は旅をする際と夏子、それを追う夏子の母・祖母・伯母の２つのシーンを行き来します。母・祖母・伯母の3人は女性特有の掛け合いでコミカルな味わいを醸し出してくれます。

物語の最後に近づくにつれてある”予感”が沸き起こります。これは同著の『命、売ります』のラストのそれと同じ感覚を抱きました。

どちらも読みやすく、おすすめの作品です。

YouTube動画 Tube Unique Wilderness

今、YouTubeの動画でハマっているのが「Tube Unique Wilderness」です。

この動画まだ数える程しか観ていませんが簡単に説明すると

アフロのおじさんが森に生えている植物や木、蟻塚を集めてお家を作る動画

です(他にもトレーニングマシーンを作ったり、このおじさん以外の人が料理をしたりする動画もありました)。言っている意味が分からないと思いますが是非観て欲しい動画です。

おじさんの道具は鉈のような刃物1つに、壺、麻のかご、木の棒くらい。材料は全て森にある物を利用します。

動画の間、おじさんは全く話しません(歌ってる事はありました)。カメラも見ません。実直にお家を作り続けます。

そのお家がどれも素敵なのです。ただ作るのではなく、より良いものを完成させようとするおじさんのこだわりを感じます。

このおじさんが気になってネットで調べてみたのですが日本語の検索結果が見つからず詳しいことは分かりませんでした。

ただYouTubeのチャンネルの概要欄には、動画を観てくれた人たちへの感謝と、いいアイディアやもっと便利な方法があればいつでも連絡をお待ちしていますというニュアンスのコメントが記されていました。

日本のテレビ局が取材に行ってくれることを心待ちにしながら、これからも応援していこうと思います。

先日美容院へいって、美容師さんとお話ししている時に話題にあがったのが

ライムスター

私の学生時代はちょうどRIP SLYME やKICK THE CAN CREWが流行っていた時期でした。

KICK THE CAN CREWのライブDVDで神輿ロッカーズにゲスト出演したライムスターを目にした瞬間、なんてかっこいいおじ様たちなんだ…とハマってしまい、アルバムのウワサの伴奏やグレーゾーンをよく聴いていました。

女子中学生でハマっている人はなかなかおらず、寂しさを感じていました。感想を伝え合える誰かが欲しいという気持ちと、私以外にも好きな人がいるという事で自分の「好き」に自信を持ちたかったのだと思います。

しかしその後、Dさんが参加した楽曲「Do What U Gotta Do」や林檎さんとの楽曲「流行」がとてもかっこよかったり、最近好きになったアーティストとライムスターが過去にコラボしている事が分かったり、大好きなドラマ「カルテット」にDさんが出演していたり

過去の「好き」がその後の「好き」に繋がっていることを実感できることが嬉しかったです。

そして冒頭で話した美容師さんとの会話でライムスターの話をする事ができ、過去の寂しい気持ちを抱えていた自分がまた少し報われたように感じました。

この経験から自分が見つけた「好き」を記録して振り返りたい、そして可能なら他の人の「好き」のきっかけになって欲しいと思いブログを書くことにしました。

飽きっぽいのでいつまで続くか分かりませんがのんびり書いてみようと思います。